I went to Bali 1 「バリアンとわたし」

2月にBaliに渡った。2度目の海外。

 

初めての海外旅行はすべて友達にセッティングしてもらいお客さんのような旅になった。

今度は自分でチケットを取るところから始めて、渡航も独り。

ありがちなツアーとかに申し込むことにはなぜだかならない。

とはいえ現地で友達は待ってるし、こっちではイロイロ分らないことを聞きまくり助けてもらいながらの旅である。

 

行き先はインドネシア バリ島。

2度目にしていきなり2週間の滞在。

今気がついたけどさっきから”2”という数字ばかり入力しているわ。なにか意味あるのか知らん?笑

 

さて、それにしてもトラブル続きの旅であった。

先ず着いた空港でのロストバゲッジ。

荷物着いてまへんの巻。

 

なにしろ判らないからいつまでも待つ。

ぐるぐる回る他人のスーツケースを見ながらぐるぐるぐる。

気づいた時には何人かの日本人観光客とおぼしき人たちが、列を作って調書のようなものを取られていた。

「荷物のことですか?」と日本語で聞くと

「関空からの分だけ届いてないようですよ」と教えてくれた。

 

そんなことあるのね〜と思いながら、緩やかに談笑しながら悪びれもせずに必要事項を聞き取る職員に、お国柄の違いを感じる。

まあ、荷物がちゃんと届きさえすればいいだけの話なのだけれど。明日の朝飛行機で別の島に行く予定もあるし、ここはめいいっぱい困ったちゃん顔を作り、「明日届かないと本当に本当に困るのだ」とアピールしておいた。

 

而して、、、、まあ予定通りには届かないんだけどね。これが。

 

けれど、結局一緒に行く友達がバリ島内でのんびり過ごそうと提案してくれたので、ありがたく予定変更。

朝はホテルのプールサイドでのんびりお茶を飲み、それからUbudの街へ。

タクシーを半日チャーターして、1時間半ほどかけてKutaから少し北のUbudはカワイイお店とオシャレなカフェが並ぶ、いわゆるオシャレスポットだ。

 

我々の目的は、有名な段々畑(ライステラス)でお茶を飲むということくらいだったので、少しの買い物とアートマーケット(単なるお土産物やさんだった)や、ドライバーのヤワンに連れて行ってもらった”Balian(呪術師)"に会いにいったり、寄り道の多いドライブであった。

 

"Balian"

日本にはいないけれど未開の土地とかには必ずいる、お医者さんと宗教家と占い師が一緒になったような。。。とりあえず何か困ったことがあったら村人が行って相談するカウンセラー的な存在。。。のようである。

ちなみにドライバーのヤワンは数日前に体調が悪くなったので行って来たと言っていた。

恋愛相談も出来るらしい。

浮気した彼氏に、呪いのまじないとかも掛けてくれるらしいので心当たりのある方は要注意。(− −)

 

して、私たちの出会った”Balian"はとてもバリアンらしいバリアンで、人里離れた林の中の家に住み、着くとさっそく中庭のようなところで呪術を施行してくれた。

「診てやるからそこに寝ろ」ってな感じのことを言ったとおもう。(よく判らない)

そしてアタマや耳のツボのようなところを思いっきりぐりぐりされる。

悲鳴が出るほど痛い。

右の後頭部ぐりぐり「ぎゃー!」

左の後頭部ぐりぐり「あれ?」

右の耳の下ぐりぐり「ぎゃー!」

左の耳の下ぐりぐり「ん?」

寝ながら足の指や、手の指がどこに繋がってるかを聞きながら、やっぱり右「ぎゃー!」左「んん?」

てことで相対的に右側が悪いらしい。(そりゃそうね。この流れなら)確かに昔事故で右の腰を打ってたり、なにかと右側にトラブルは多いので少し信じる。

あと、女性ホルモンが弱って来ているらしい。

診断が終り、その後は治療に入る。

ここが占い師とは違うところかも。

 

治療は何かのおまじないを唱えながら、木の棒のようなもので身体の上をくるくる、ちょんちょん、くるくる、ちょんちょんとつつく感じ。

私は目を閉じて横になっているので全容は判らないけど、一緒に見ていた友達が言うには、かなりセクハラゾーン(笑)ちょんちょんしていたとの事。女性ホルモン足りないしね。笑

 

それにしても面白い体験であった。

次回バリに行った時はまた是非訪れたいスポットである。

 

あ、余談ですがその後肩こりはすっかり治りました。笑

肩こり治療にはオススメです。

ホルモンは足りてるのか判らないけど、今のところ不自由はしていないのでよしとしよう。

 

そんなこんなで、バリ島の楽しい一日目はライステラスで見る夕陽によって暮れていったのである。

 

 

つづく